他業種から無資格、未経験で医療関連の仕事に就く場合の選択肢の一つに看護助手という働き方があります。
看護助手とは文字通り看護師の仕事をサポートするのが主な仕事となるので、看護師免許を持っていない人でも就けるのが特徴です。
ただし、免許を所有していないため点滴を始めとした医療行為は行うことができません。
入院患者が使用するベッドのメイキング、食事や入浴の介助などを行います。
そのほか、看護師免許がなくてもできる書類の記入や医師への伝達業務も看護助手の仕事の一つです。
サポート業務がメインと言えども実際に働き始めるとやるべきことがたくさんあるので肉体、精神的な疲労は溜まりやすくなります。
入院設備が整っている病院であれば、看護師と同じように昼、夜のシフト勤務になるので生活は不規則になりがちです。
日勤だけの仕事に就いていた人は環境の変化で体調を崩しやすくなるので気を付けなくてはいけません。
生活リズムを変えずに仕事をするのであれば個人診療の病院など夜勤のない所を選ぶのがコツです。
看護助手の給料は22万円前後、ボーナスを加えて年収は300万円程度と言われています。
平均年収360万円前後の正規の看護師に比べて少ないのは否めません。
ただし、キャリアを重ねることで徐々に上がっていくので未経験のスタートが低くても10年後には数十万円近く増えるケースもあります。
求人を探す時は給料などの福利厚生面ではなく働きやすさを重視することが大切です。